会社の顧客情報を同業他社に開示した不正競争防止法違反容疑の元従業員逮捕
岐阜県警生活環境課は6月21日、岐阜市内のプロパンガス会社の営業秘密である顧客情報等を不正に取得し同業他社に開示したとして、当時勤務していた従業員を不正競争防止法違反(営業秘密の領得、開示)の容疑で逮捕した。
容疑者は今年1月、会社に不満を持っていたことから、顧客の氏名、住所、ガスの使用状況等の個人情報2件及び料金表2枚を会社のパソコンから不正に入手し、情報を封筒に入れて県内の同業他社の郵便受けに入れたという。
容疑者は同様に約100人分の顧客情報を同業他社に送っていたが、「この情報を使って会社をつぶせ」という不審な内容のメモが添付されていたことから、受け取った会社が全ての情報をこの会社に返却したという。